日記

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2003年9月21日(日) やっぱりPukiWiki!

あちこちにバラバラ作っては未整理になっていたサイトの山(^^;
ひとつにまとめるために、何を使おうかな…とあれこれ考えて、話題になっているMovableTypeの設置も試したし、Blosxom?を使っているチャンネル北国tv?にも試し登録もさせていただいた。
けれど、やっぱりWikiに戻ってきてしまった私(*^-^*)
なんたって『更新が楽』!
その上、サイトのデザインがシンプルなのがとてもいい。
一年前のように「毎日日記を更新する」という状態には戻らないと思うけれど、これなら気楽にあちこち好奇心のアンテナを伸ばして楽しんで書くことが出来そうだ。

この3連休はあいにくの雨。
息子の野球部練習が雨で中止になってくれたのはいいけれど…。
もともと予定を入れていないでのお休みになってしまったものだから、なんだかダラダラしてしまいがち。
夫と息子はビリヤードに最近凝っていて、近くのバッティングセンター(インターネットカフェ併設)に先ほど遊びに出たばかり。
球にキューを当てる角度も随分様になってきたらしい2人(^-^;
教則本まで買い込むほどの入れこみ方です。

今日の『仮面ライダー555』は、なんと主人公の巧がオルフェノクになってしまった!
映画版を見た方には「はは〜ん」と思う複線ももちろんあってのテレビシリーズだったけれど…。
果たして死んでしまった真理は生き返ることが出来るのだろうか?
そして、巧はもう555のベルトを手にして変身することはないのだろうか?
ストーリーの展開があまりにも急なので、このところ目の離せない回が続いているのだが、果たしておしまいはいかに。
個人的な不満点を挙げるとすれば、『海堂さん』の出番をもっと多くしてほしい(^^)

秋の花粉症が始まってしまったせいもあるのだろうか…。
このところ毎日、朝4時前後に目が覚めてしまう。
もう一度床につくこともあるが、せっかくの時間が勿体ないのでそのまま「読書タイム」にしたり「Webでシステム探し」などの時間にあてていた。
9月はイレギュラーな休みが何回も入っているので、仕事も押せ押せになり勝ち。
溜めこんだ仕事の処理を残業したり、持ち帰ったりして片付けはじめているけれど、なかなかはかどらない。

おまけに大学の同窓会大会(総会も兼ねる)を控えているから、裏方の仕事がごちゃまん、と。

2003年9月28日(日) 和光大学とラブレター

昨日は、母校の和光大学で一日じゅう缶詰。

私の母校は、神奈川県と東京都の町田市の境目にある。
お隣の駅は『玉川学園前』…そう、あの玉川学園があるのだ。

もともとは、成城学園→玉川学園→和光…と同じような教育方針のもとに発展・分化していった大学が小田急線の沿線にはゴロゴロしているのだが、私の通っていたこの学校は、かつて国連の実験大学であった。
様々な国籍の学生も受け入れていたし、なんといっても学部間の敷居が低かったのがよかった。
経済学部の講義も、芸術学部の講義も、その気になれば受けられたし、転部も他の大学に比べて比較的行いやすい状況だった。

設立者の梅根悟は『小さな実験大学』を基本方針として、1年生からゼミ形式の講座を設けたり、障害者の受け入れにも積極的な姿勢を取っていたのだった。
「障害もその人の個性の一つ」という見方は、この大学で身につけていったように思う。
車椅子を抱えて階段を上るのは当たり前、ノートテイクや点訳ボランティア、ありとあらゆるサポートを、学生間で自主的に行い、それはごくごく自然に行われておのおのが「楽しんで」いたのは大きな特徴だ。

現在、私の所属していた学部の同窓会事務局の役員を引き受けている。
大学全体の同窓会とは別の組織なのだが、毎年秋には大会&総会が開催される上、年に2度ほど会報誌を発行していて、その発送作業と、秋のイベントの打合せのために大学にいたのだ。
会の顧問を引き受けてくださった70過ぎのプロレタリア分野の講義を持っていた恩師も、私達と一緒に折りこみや封入作業を行ってくださった。

前日までに、私自身は700近い宛名ラベルと郵便払込票の印字を家庭用のプリンターで行い、心身ともにバテバテだったけれど…不思議なもので、頑張るメンバーの中で作業していると、からだはへとへとでも心は元気だった。
ブンガクとは関係のない世界で生活を営むメンバーが大半だったけれど、個性豊かなメンバーに共通したある姿勢…自らの生きかたを楽しんで選び、なるべく自分を偽ることなく過ごしていこうとするあの姿勢…は、出席メンバーの誰の中にも健在だった。

もし、神様が「好きな時間に一度だけ戻してあげよう」と言われたら、迷うことなく「大学時代に戻してください!」と願うことだろう。
あの時間・あの場所の自分が一番キラキラしていたと思う。
様々な人の流れの中で傷つくこともあったし、バイトしながら自分の学費は稼いでいたから、決して楽なキャンパスライフではなかったけれど…たくさんのことを信じることが出来、夢見る力、みんなで力を合わせることがごく自然に出来たあの時代に戻りたい。
短い間であったけれど、あの頃に戻ったようで、片道2時間の道のりは大変だったけれど、充実した一日であった。

会は午後6時までかかった。
発送作業のほかに、11月に行う大会&総会の概略を決めなければならないからだ。
今回は、お子さんの行事が重なったり、具合が悪かった人もいて、出席者の数は大変少なかった。
作業も大変、決めることも多くて慌しかったのだが、そんな中、お子さんが障害児の方がいて来期継続が無理、との話に皆心を痛めた。
1年間、彼女が会のために無理をして力を貸してくれたことへの感謝と共に、障害を得て病弱な息子さんを持つ彼女のこれから先の苦労を思って、誰もが心配だったのだ。
まだまだ子育てが大変な世代の上に、心身ともの障害を得たお子さんを抱えた彼女のこの先の大変さを思い、誰もが心の底から応援したい気持ちでいっぱいだった。
職場の都合で、勤務先が変わった人あり、帰りの学バスの中では、高校教師をリストラされて県税務の仕事についている先輩にも遇い…人生色々。
私には私の背負っている荷物があるように、誰にとっても背負うべきものがあるのだと実感。
つかの間ではあったけれど、懐かしいキャンパスで少しは元気を充電出来たよね。頑張れ、みんな。

外仕事。
「とくだね館」TOPページのリニューアルに着手し始める。
パソコン教室の運営関係に時間を取られることが増えて、作業が詰まっているので、私自身としてはもう少し後に行いたかったのだが…上司1の強いリクエストもあり、画面をシンプルかつやわらかいものに変更中。
まだまだリニュの途中なので、新旧の部品は混在しているし「もどる」ボタンで古いページに戻ったり、と情けない状態(T-T)

おまけに、先のばししていただいているLモードの次段階の申請締切が、10/3とのこと。
ああ…! これって徹夜しても追いつかないかもしれないなぁ…。
けれど、なんとかしないとならない。
持てる時間と気力を使ってせいいっぱいのスパートかけねば。

豊川悦司さんのはじめての小説『愛することを恐れるべきでない私、愛されていることに気づくべき私』(マガジンハウス)1200円+税、は、購入してからもう5回ほど目を通している本。

そのうち「おすすめの1冊」に取り上げて、感想を書くつもりでいるけれど、彼女へあてた81通のラブレターの形をとったこの小説は、どの言葉の端にも豊川さんの感性がとじこめられてキラキラしている。
フィクションでありながら、メールの送信された日時なども追いかけてみるのもまた楽しい。
メールを送る彼と受けた彼女の間で取り交わされていたであろう様々なドラマが、行間から見え隠れする。
極上の恋愛小説であるのは間違いないけれど、愛することに真摯にむきあった一人の人間の詩として読むことも出来る。

メール送信日時として設定されているのは、豊川さんがちょうど「ラブストーリー」の収録に携わっていた時期。
そんなことも思い出して読むのも一興。


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Akiary v.0.51